アラスカ航空はシアトルを本拠地とする米国の独立系航空会社(今春ワンワールド加盟予定)。JALを利用する方はコードシェア便としてその名を聞いたことがあるかもしれませんが、多くの日本人にとっては馴染みがない航空会社です。私はこの馴染みがない航空会社のマイルで大いに海外旅行を堪能しました。

ただアラスカ航空のマイル制度も改悪を重ね、わざわざ力を入れて貯めるメリットがあるかと聞かれると微妙です。でもJALやワンワールド系列のエアラインで海外を旅する機会が多い方は多少保有していても良いのではないでしょうか。

私がアラスカ航空マイルを貯め始めた頃の特徴は以下のようなものです。

·特典航空券への交換に必要なマイル数はフライト数や距離に関係なく出発地から最終目的地までの行程単位で決まり、さらにアジア、北米といったエリアの概念を交えて決まる。経由地での24時間以内の滞在はトランジット扱いとなり最終目的地まで片道フライトのマイル数で飛べる。例えば成田→ジャカルタ→成田→伊丹というフライトで、ジャカルタと成田での滞在時間が24時間以内であればアジア区間内の片道1区間とみなされたのです。そのため上記行程は25000マイルでJALビジネスクラスに搭乗できたのです。実際に私は2018年10月にジャカルタで開催されたU19AFCの準々決勝を観にいくため上記工程を決行しました。

スカルノハッタ国際空港では
ガルーダインドネシア航空のラウンジを利用
JALビジネスクラス機内食

アラスカ航空マイルでの最高傑作ルート 

私がアラスカ航空の特徴を活かして最もユニークでコスパが良かったのは2019年夏休みの家族旅行で実行した以下のルートです。

羽田→シンガポール→羽田→釧路→丘珠→利尻

これを当時アラスカ航空は片道1行程とみなしてくれて25000マイルで行かれたのです。もちろんシンガポール往復はビジネスクラス。シンガポールには早朝に着いて深夜に発ったのでそれなりに時間はありました。5頭いる公認マーライオンのうち4頭を訪ね、ユニバーサルスタジオに行き、アラブ街も行き、マリーナ・ベイ・サンズ周辺クルーズも楽しめました。

続いて次の経由地羽田へ 笑

羽田では、国内線のさくらラウンジでシャワーを利用。家族3人ともビジネスクラスだったからこその特典です。

そして釧路へ。釧路では湿原近くのペンションに宿泊。翌朝は4時起きで湿原カヤックツアーに参加するために早めに休む。3晩ぶりに布団で休める。

カヤックツアーを楽しんだあとは最終目的地利尻島へ。

つづく